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Channel: -アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』
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#0087 KEM-Gお薦めのアラジンの点火の仕方の巻

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今回は、アラジンをお求めいただいた方にご説明している

煤(スス)でストーブが汚れない点火の仕方について。



いきなりですが、お宅のアラジンはこんなになっていませんか?





メンテナンスでお預かりするストーブの半分以上が、

こんな汚れ方をしています。



この部分はチムニー(煙突のような筒の部分)を立ててしまえば、

炎にさらされないので、ここがススで汚れるのは点火の時に原因が。



さて、その原因とは・・・



メーカーの取り扱い説明書を見てみましょう。





4番の項目を見ると、

芯の2~3箇所に火を点けると書いてあります。



この通りに火を点けると、3つめの火を点けるときには、

最初に火を点けたところはスーッと炎が広がってきていて、

チョットもたついたりしているとチムニーを立てる時には

最後に点火した場所も結構広がってきています。


こうなると、ススがもうモワモワと立ち上がってきます。


この状態でチムニーを立てると、最初にご覧いただいた部分を

ススが直撃するんです。

そりゃ汚れる訳です。


お客様の中には、炎が一周するまでチムニーを立てずに、

じっと待っている方も。

こうなるともう大変。




さて、どうするか?




私がお薦めしている方法は、[小さく産んで大きく育てる] 方法。


1. 芯を上げる ☆どのぐらい芯を出すかは下の写真を見てください

2. 一箇所だけ点火する (小さく産んで)

3. 直ぐにチムニーを立てる

4. 炎が一周するまで何もせずに待つ

5. 炎が一周したら、ツマミを回してキレイな青い炎にする (大きく育てる)





この方法ならば、炎がほんの小さなうちにチムニーを

立てるので、全くと言っていいほどススがつきません。



我が家のアラジンの写真を見てください。





この冬は既に3ヶ月ほど使っていますが、とってもキレイな状態です。



私のお薦めするこの方法。 難点がただ一つ。

[ 4. 炎が一周するまで何もせずに待つ ]

このほんのわずか10秒ほどの時間がじれったい時があるんです。

特に朝なんかは。



そのため、私は火を点けるときはアラジンの前にドッカリと座り

落ち着いて点けるようにしています。


たった10秒の時間が待てないほど、お前の人生はそんなに忙しいんかい?

なんだか、お天道様がそんな風に言っているような気がして。



小さく産んで、大きく育てる

ぜひ、お試しください。



あれあれ、どなたかのブログの終わり方みたいになってしまいました!









#0088 アラジンの芯クリーナーの使い方の巻

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今回はアラジンの芯クリーナーの使い方です。


拝見していると、結構、自己流の方が多く、

芯ガタガタになってしまっているケースがあります。


そんなに難しくありませんから、ぜひこまめにクリーニングして

いつもキレイな青い炎を楽しんでください。


さて、それでは説明していきましょう。


先ずは、芯クリーナーです。






円盤の三ヶ所に [ 刃 ] がついています。

この刃で芯の先端の汚れをこそぎ落とします。



それでは、実際の手順をご説明。



普段はこの状態。




まず、てっぺんの穴だらけの部品を持ち上げて取り外します。

取り外すと、こんな感じ。





そして、ポッカリ開いた穴に芯クリーナーをハメます。

この時、芯はシッカリと下げておきます。

真横から見ると、こうなります。





次に、ツマミを回して芯を少しづつ上げていきます。

芯クリーナーが少しばかり持ち上がるぐらいがベスト。

真横から見るとこんな感じです。





さてさて、これから芯の汚れをこそぎ落としていきます。


芯クリーナーに書いてある矢印の向きに、

少し芯を押さえつける感じで回していきます。


何度か回していくと、刃の部分にこそぎ落とされたドロドロや

燃えた芯の残骸が溜まっていきます。





ある程度回して、汚れが増えなくなったらクリーニング完了。

芯はこんな感じになっています。





最初に取り外した穴だらけの部品を元に戻します。





ここで、チョット手間をかけます。

芯からこそぎ落とした汚れが、芯の外側に落ちていることがあります。


この汚れが燃えて、炎が赤くなることがありますので、

芯の周りの金属の縁に落ちた汚れを歯ブラシで払い落とします。





これで芯クリーナーを使ったクリーニングは終了です。



芯クリーナーについた汚れは、次回に気持ちよく使えるよう、

歯ブラシを使ってシッカリと落としておきましょう!




使い方によっても変わってきますが、

私の家では、10日に一度ぐらいのペースで [ 芯クリ ] をやってます。


なんだか炎に赤い所が増えてきたな思ったら、ぜひ、やってみてください。


確かに手間が掛かって面倒ですが、

手間をかけるほど、愛着が湧いてきますから。



#0089 初めて見ました、珍しいシリーズ37の巻

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ちょっと前ですが、今年も春一番が吹いてしまいました。

普通ならば春一番は、ようやく春が来たという嬉しい便りですが、

私にとっては、冬の終わりを告げる哀しい出来事。



でも気を取り直して、今回は初めて出会ったアラジン#37のご紹介。



お客様からメンテナンスでお預かりしたアラジンなのですが、

最初に見た時は、なにこれ? っていう感じでした。



と言うのも、アラジンのシリーズ37はタンクの外側に、

色気の無い消化装置のプラスチックの箱が付いているものと

ばっかり思っていました。


そうそう、こんな箱です。





ところがお預かりしたアラジンは、こういうスタイルなんです。





プラスチックの箱が無い上に、チムニーの上部にレバーがついています。

アップはこの写真。




チムニーの中を覗くと、ありました、ありました。




シリーズ25や32と同じ機構の対震消化装置です。

レバーは消化装置をセットするためのものだったんです。



このアラジン、フレームに見慣れないプレートがついています。




どうも、当時の簗瀬の扱いでは無いようです。


個人が海外から持ってきたストーブなのかなぁ、なんて想いを巡らせてしまいました。


そんなこんなで、考え事をしながら分解して、何時ものように磨きました。


おかげさまでキレイな青い炎も確認できて、また一台、眠っていたストーブを

蘇らせることができました!




中野区のS様、とっても珍しいストーブですから、

永く使ってあげてください。



残念ながら、今年もストーブのシーズンはじきに終わってしまいますが、

ひと冬頑張ったストーブの、お疲れ様メンテナンスのご依頼が

あの方、この方から舞い込むことを愉しみにしているこの頃であります。



おまけ



かなり昔のピアという情報誌に、はみだしピア というコラム? がありました。


それを真似して、今回から、街で見かけた気になったモノの写真を

オマケで付けることにしました。



最初はこれ。






車庫なんだから、この前にクルマをとめるな!

って言いたかったんだと思います。


でも、あまりにもはしょり過ぎてしまったので、

車庫が悪者になってしまいました。


お後がよろしいようで。


#0090 シーズン途中のアラジンのお手入れの巻

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昨日は浦和の骨董市、天気に恵まれて、愉しい1日になりました。



さて、本題です。


アラジンは使っているうちに、芯の周りが汚れてきます。

汚れが溜まってくると、炎の一部が赤くなってきたり、

それよりなにより、見た目がよろしくありません。



芯のクリーニングの方法は#0088のブログでご紹介しましたので、

今回は、芯の周りの部品に溜まってしまった汚れの落とし方のご紹介です。


先ずは、写真をご覧ください。




皆さんのアラジンもこんな感じになっていませんか?


てっぺんの穴だらけの部品の内側には、ホコリが溜まっているのがわかります。

でも、この汚れ、思っているよりもはるかに簡単に落とせます。


用意するのは、コレ。




台所でお母さんが使っている、ボンスターを一つ貰ってきましよう。


さて、洗面所でクリーニング開始です。




ビックリするぐらい簡単に汚れが落ちていきますので、

やっていて楽しくなってくるはずです。


ほんの5分ぐらいで、ピカピカに。




できれば、このクリーニングをシーズン途中で何回かやると

いつもキレイな状態を愉しめるんですが、それはチョット面倒ですね。


せめて、シーズンが終わってしまい込む前に、これだけはやっておくことをお薦めします。


と言うのも、汚れを放置したまま何年も経過すると汚れは固まってしまって、

ボンスターでは落とせなくってしまうんです。


面倒くさがらずに、是非やってみてください。

手間をかけた分だけ、アラジンが愛おしくなってきますから。



オマケ


今回ははみだしネタが見つけられなかったので、

我が家の二台のアラジンのご紹介。





緑のアラジンは、私が初めてオーバーホールをした思い出のストーブです。

KEM-Gは、この一台から始まりました。









#0091 長過ぎた春休みの巻

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毎年、春一番が吹くと気持ちが緩んで、春休み状態になってしまうのですが、

今年は例年より緩み方が激しく、ゴールデンウィークまで引っ張ってしまいました!

どうもこの季節はいけません。





ストーブのメンテはズルズルとお休みしていたのに、仕入れは続けていたので、

気がついたらメンテ待ちが12台に。


アラジンは勿論、パーフェクションが2台、PODが1台、それにいい感じのVALORが2台。


ちょっと肌寒くなる秋口までの数カ月間で、キッチリと仕上げなければと、

気持ちに喝を入れて、作業場にこもったのが先週末。

通し番号#0108のアラジンからの再開です。





あと11台。熱中症に気をつけながらの作業の季節はもう直ぐです。






自宅の近くで道路工事がありました。

路面の表示も仮のものです。





ふざけて、トマトって書いたら、やっぱりマズイんだろうなぁ。

#0092 春から秋までの迷走期間の巻

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またまた、更新サイクルが間延びしております。


春になってからもストーブは仕入れ続けていて、

メンテ待ちのストーブも入れると、

10台以上のストーブが仕上がりを待っています。



前の冬にはPODの四角いストーブが好評で、

それに気を良くして、VALORの四角いストーブ を2台も

仕入れてみました。


今はまだホコリだらけで、とてもお見せできる状態ではないのですが、

程度はなかなか良好なので楽しみにしていてください。





春から夏のストーブ不要季節を乗り切るために、

いろんな懐かしの雑貨を仕入れては、骨董市に持って行ってます。


並べた時にそれなりの見栄えがするように、

ある程度の品数を用意するのですが、これが結構かさばるんです。

今は、もともと狭い作業場が段ボールで溢れていて、

倉庫そのものです。


というワケで、なんだか最近は片付けばかりやってます。





さて、最近気になった看板をひとつ。





よくある三拍子ものです。

ちょっと、というのが気に入りました。

#0093 シリーズ16のガチガチ芯固着と格闘の巻

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7月に入ったので、メンテナンス待ちストーブ達を

本格的に手がけ始めました。




今日の一台は、初期型のシリーズ16。

八角形の金属ツマミがとってもいい感じです。






ところがこのアラジン、芯がガチガチに固着しています。



恐らく前のオーナーさんが、なんとかしようとしたのでしょう。


ギリギリのところまで芯が切り取られていて、無惨な状態。





芯外筒の穴と歯車も噛み合っておらず、空回りしている始末。

さらに悪いことに、見えない部分の芯は上から押しつけられてしまっていて、

芯と筒の間にコーキング用のヘラを入れようとしても、固くて入りません。



これは、今まで見た芯固着症状の中でもワースト3に入るワルガキです。



一瞬、気が萎えましたが、気を取り直して、作業開始。



先の細いラジオペンチを使って、芯を少しづつ抜き取るという

なんとも時間のかかる作業を、NHKのボヤキ川柳アワーを聞きながら、

気長にやっていきます。



1時間以上かかって抜き取った芯の残骸がコレ。




少しだけ外筒が動くようになったので、ゆっくりと上に持ち上げていきます。


ヨイショヨイショと格闘して、ようやく筒が抜けました。





いやいや、コレはヒドイ!

こんなにバッチイ筒は見たことがありません。


でも、見事に抜き取った達成感は、気持ちのいいもんです。



無事に抜き取れたので、

タンク部分と芯外筒をさっそく洗ってやりました。



ひとっ風呂浴びて、さっぱりしたよう。





外筒の縁がヘニョヘニョに波打ってますので、

キレイに直さないといけません。


まったく手のかかるストーブです。










今日の気になる一枚。

浦和の街で見かけた看板です。





確かにリスクだとは思うけど、

それをクスリ屋さんに言われると、ちょっとねぇ。


#0094 芯固着の原因のひとつの巻

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#0093のブログはガチガチの芯固着との格闘との巻でしたが、

続いて手掛けたストーブも、またまた固着。


今度のストーブは、固着の原因がキレイに写真に撮れましたので、

ご紹介することにしましょう!



アラジンの芯の新品はこんな状態。




芯の内側にはオレンジ色の薄いビニール状のフィルムがついています。



本来ならば、芯を装着すると金属の筒と芯の内側フィルムが触れ合うので、

灯油が、それこそ潤滑油になって、スムーズに上下するのですが、

何かの原因で、フィルムが金属の筒にくっついて、

動かなくなってしまうことがあります。



それが、こんな状態。





芯の綿の部分とフィルムはガッチリとくっついていますから、

フィルムが筒にくっついてしまったら、そりゃあ芯は動きません。


くっついてしまう理由はいくつかあるのでしょうが、

汚れをそのままにして使い続けていると、どうも機嫌が悪くなるようです。



さて、くっついてしまったフィルムを筒からなんとか剥がしていきます。




ガンコな場合もありますが、このストーブはキレイに剥がれてくれました。


芯が取り外せれば、もうあとは難しいことはありません。




このアラジンもひとつ一つのパーツを丁寧に磨いて、仕上げていきますか。










おまけの話です。


先日、用事で出かけた日野市で、なんとも不思議なダイヤのバス停がありました。

それが、これ。






一週間の内、土曜日の10:54のたった一本しかバスが来ないんです。




なんで、このたった一本のバスを走らせる理由があるのでしょう?

なんとも気になります。










#0095 やっと9月です

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やっと9月になりました。


まだ日中はセミが鳴いている時もあるようですが、

夜には虫が鳴いてます。


昨日は桐生の骨董市。

アクエリアスを2本も買い込んで、熱中症対策万全でしたが

日差しは穏やかで、夏のピークは過ぎたことを実感した一日。



さて、9月ですから、

おまたせしました、待望の秋です。

私が息を吹き返す季節です。



春から夏にかけて、新たに手に入れた10台以上のストーブのレストアは全て完了していて、

新たなオーナーさんとの出会いを待つばかり。


現行型の程度極上な#39があり、Valorの白いタワーのような面白デザインストーブあり、

ちょっと珍しいストーブを探している方にも、目を留めていただける品揃えで、

次のシーズンに突入です。



例によって、月に2回の骨董市以外に、

作業場で直接、全てのストーブの中からお気に入りの1台を探していただくことも可能です。


お買い得の1台は、シーズンの初めに売れてしまうのが、この数年の傾向。


すぐそこまで来ている冬の準備は、是非ともお早めに。



作業場でのストーブ探しをご希望の方は、

kem-g@ezweb.ne.jp

でお問い合わせください。

骨董市出店日以外の土曜日、日曜日にお越しいただけます。








今回の面白看板。




カンマと小数点、間違えちゃいました。


10円とは、太っ腹な駐車場オーナーさんです。






#0096 もうじき冬が来ますの巻

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ずっとお天気の悪い日が続いてます。



昨日は、朝から雨の予報を信じて浦和の骨董市をお休み。

そしたら降り出したのが、昼過ぎ。

午前中はなんとか大丈夫だったようです。



なんだかズル休みした時のような気分で、

一日中モヤモヤしてました。




さて、探し続けていたVALORの芯も無事入手し、

来る冬のストーブの準備は整いました。

10月の骨董市からドカドカと登場させますので、

ご期待ください。





作業場の最近の様子はこんな感じ。




メンテナンス済みのストーブがビニールをかぶって出番待ちです。



さて今日は、ストーブ以外のお話。



先日、あのフランスのMATFERの製菓道具を手に入れました。




今は耐熱のプラスチック製が主流のようですが、

手に入れたMATFERは金属製。

ずっしりとした感覚が、プロの道具であることを物語ってます。


次の桐生の骨董市に持って行きます。

お好きな方、是非見に来てください。






今日の変な写真はコレ。




階段なんです。

でも本当に使えるんでしょうか?

#0097 今年のシーズン開幕の巻

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11月5日、桐生の骨董市に出てきました。

朝はかなり気温が下がり、シーズン到来を実感です。


桐生にはアラジンを13台、VALORを2台、パーフェクションとPODは各1台。



お馴染みのお客様から、いよいよシーズンだねえ と声が掛かります。



さあ頑張るぞ と意気込んでみたものの、

昼前からグングンと気温が上がり、半袖でも十分に。



あれまぁ、コレではダメだと諦めていたら、

昨年にお買い求めいただいたお客様がお見えになり、

もう一台買うよ と即決でご購入。



今シーズンのストーブ商いは、こんな展開で始まりました。

さて、これからはどんな進展になるでしょうか?





例年のことですが、

そろそろストーブを物置から出そうかな という時期になると、

メンテナンスしてちょうだい のご依頼をワンサカ頂戴します。



汚れたまましまい込んでしまったストーブを久しぶりに見て、

あれまぁ といったところなのでしょうか。



本格的な寒さはこれからですから、今からならギリギリ間に合いますよ。

綺麗になったストーブで、気持ちのいい暖かな冬を愉しんでください。



写真は、メンテナンスが終わって出番を待つ、作業場でのストーブ達です。







#0098 お試しストーブ再開の巻

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一昨年に始めて、昨年は休んでいた お試しストーブ を、今年は再開することにしました。




アラジンは欲しいけれど、使ったことがないから心配 ですとか、

臭くないって聞いてるけど、本当にそうなの? ですとか、

我が家の広さだと1台では暖まらないんじゃないかなぁ?

なんて言うお話を、骨董市でよく聞きます。



そんな方の為に、百聞はいち ''お試し'' にしかず という訳で

とにかく一度使ってみましょうよ というのが お試しストーブ。



実際に使ってみて、これなら大丈夫 と安心してからお求めいただければ、

後で しまった! ということがありません。




再開にあたり、8つのお試しルールを設定しました。



ひとつ お試しはアラジンのみ

※KEM-Gがご用意する数台の中からお選びください

ふたつ お引き渡しは埼玉県狭山市の作業場にて(返却時もしかり)

※お渡しとお受け取りは骨董市に出ない土曜日か日曜日のみ
平日は対応できませんので悪しからず。

みっつ お試し代は芯代の2500円

※アラジンを気に入っていただいて、在庫ストーブの中からお買い上げの場合は、
お試しストーブで使用した芯を移植しますので、実質はゼロ円になります。

よっつ お試し期間は最大で2週間

いつつ お申し込みはメールにて kem-g@ezweb.ne.jp

むっつ 使えなくなるほど壊れてしまったらお買い上げ (破損の場合は部品代+工賃)

ななつ お客様の免許証の写真を撮らせていただきます

やっつ 借りたままでの音信不通、行方不明、雲隠れ、転売することはお断り

番外 ここまでやって、私がダマされた時は、人を見る目が無かったと諦める



作業場に来ていただくことになるので、関東地方以外の方には、

ご利用はちょっと難しくなってしまいます。ゴメンなさい。

お客様のお顔が見えない商いは、私としてもちょっと心配なものですから。



今のところ、お試しストーブは3台ほど用意する予定です。



それでは、お申し込みお待ちしてます。









#0099 ハーブポット と言うんだそうですの巻

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年配の方にストーブの思い出話を伺うと、

''上にヤカンがのっていて、湯気がシュンシュンと出ていたのを覚えてる''

と、ほとんどの方が答えてくださいます。



ストーブとヤカンは切っても切れない、不思議な縁で結ばれているよう。



アラジンを手に入れた方の多くが次に探し出すのが、

上にのせた時に 絵になるヤカン。

インテリアの一つとしてアラジンを選ぶ方も多いので、

そうなるのも納得できます。



今回は、そんな ヤカンコレクション とはちょっと違った

ハーブポット という楽しみ方のご提案。




カタカナで書くとなんだかハイカラですが、

何のことはない、ストーブの上に鍋をのせて、

その鍋の中でハーブを炊こうという趣向。



ベランダやお庭でハーブを育てているならば、

摘みたてのミントなどをお鍋の中へ。


育てていない時は、ハーブオイルなどを

お鍋の中に数滴、ピッピッと。





我が家はカミサンの好みで、こんなものをピッピッとしてます。






ほんの数滴たらすだけで、結構、効果あります。

吸い込む空気がスースーしていて、気分良し。

ちょっとした鼻づまりならば、治ってしまいそうな感じ。



さて、皆さんは何を入れて、この冬を愉しみますか?








ストーブの右横に小さく写っている、パチンと留める昔のおかず入れ。

我が家では、マッチの燃えカスを入れてます。

密封されて、完全に火が消えるので安心。

#0100 この冬の出番待ちアラジンたち 一挙ご紹介の巻

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関東で早くも雪が降りました。

ついこの前は、日中の気温が20度もあったのに。


こう寒くなってくると、皆さん、ストーブのことが気になり始め、

私としてはシメシメの気分。



さて、今回は在庫アラジンを一挙にご紹介します。

どのストーブもフルメンテナンス済みで、芯と灯油を入れれば、

その日から使える、自信を持ってお勧めできるストーブ達です。




それでは、型式の旧い順からご紹介していきましょう。



ストーブの右下にある荷札に書いてあるのが、

そのストーブの管理番号と販売価格です。

販売価格は本体のみの価格で、芯は別売りとなります。



先ずは、シリーズ15です。

#0083 ¥38,000


#0137 ¥38,000


#0138 ¥40,000



どのストーブも60年近く経っていますが、

今でもちゃんと仕事をして、人間さまを暖めてくれます。

型式の旧いアラジンは、何とも言えない柔らかなデザインが

目も楽しませてくれます。

専用の芯も在庫がありますのでご安心ください。



続いて、シリーズ16です。

#0114 ¥34,000


#0080 ¥36,000



#0114の金属製八角形ツマミに目が止まった方は、

かなりのアラジンフリーク。



そして、シリーズ37と続きます。

いま現在、シリーズ25と32は残念ながら在庫がありません。

#0010 ¥20,000


#0131 ¥30,000


#0092 ¥27,000


#0085 ¥18,000


#0109 ¥18,000



#0010は、現在、埼玉県飯能市でベーグルを手作り販売している

Une Bagleさんに出掛けていて、お店の暖房担当として頑張っています。

お近くの方は、是非、美味しいベーグルを食べつつ、#0010の頑張り具合を

見に行ってみてください。


次は、アラジン史上、最も メカニカルなシリーズ38です。

#0016 ¥16,000


#0070 ¥17,000


#0115 ¥18,000


このシリーズは、よく男性がハマります。

対震消火装置が、念には念を入れ のダブル方式で、

その分、点火するまでの手順が多く、機械をいじってる感 が強いのです。




さて、最後はシリーズ39です。

#0067 ¥15,000


#0071 ¥18,000


#0107 ¥18,000


#0116 ¥20,000


#0108 ¥24,000


#0139 ¥28,000


#0133 ¥33,000


いま現在でも新品が購入できる39ですが、

この39は発売されてから、もう10年は軽く経っていて、

旧いアラジン達も、立派な跡継ぎができたと喜んでいることでしょう。


#0133は、ほぼ新品の39で、触媒付きの最新型です。

これは早い者勝ちです。



以上が現在の在庫アラジン達です。



アラジンの他には、

パーフェクションが3台、VALORが3台、PODが1台出番を待っています。


KEM-Gではネットでの販売はやっておりませんので、

購入ご希望の方は、ご面倒でも浦和か桐生の骨董市か、埼玉県狭山市の作業場の

どちらかにてお求めいただくことになります。


骨董市には全てのストーブは持っていかれませんので、

骨董市でお受け取りになりたい場合は、必ず事前にご希望のストーブの

管理番号をお知らせください。




さて、大阪のO様、気になるストーブはありましたか?




#0101 国産ストーブの設計思想の巻

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お客様のH様から、

シャープ製の古いストーブを持っているのだけれど、

芯交換ができるならば使い続けたいので、

芯交換可能かどうか見て欲しいとご依頼がありました。









お預かりしてみたところ、どうでしょう、

1970年代ぐらいのストーブでしょうか。


とても綺麗な状態で、大切に使われていたことが伝わってきて、

使い続けたいと仰るのも頷けます。


さて、肝心の芯の様子です。

分解して、芯筒を取り出してみて驚きました。


なんと12カ所もホチキス状の針でガッチリと筒に止められています。




パーフェクションの芯も同じように針で筒に止められていますが、

それでも確か3カ所程度で、12カ所というのは初めてです。

これでは、とても交換できません。



恐らくシャープの設計担当者は、

芯が短くなってきた時は、芯だけを交換するのではなく、

筒ごと交換する方法を採用したのでしょう。



針でガッチリと止めておけば、芯がズレる心配も無いでしょうから、

メーカーとしては安心です。



でも、なんだか、もったいない。

金属製の筒は壊れてもいないのに、芯が短くなった為に捨てられてしまう運命。



当時は、高度成長期真っ只中。

どんどん作って、どんどん消費して、というのがスタイルだったとか。



ストーブのこういう部品の設計から、

当時のモノの考え方が見えてきます、というお話。



それから考えると、

芯だけを交換する方法を採用したアラジンの設計担当者は

随分と堅実な方だったんだろうなぁと、感心しきりです。





今日は、私の年に一度のお楽しみの日。

年末恒例の第9コンサート。




今年もいろいろ、ありました。

1時間ちょっとの間、楽しんできます。


#0102 ストーブガードの巻

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ストーブを扱っているとストーブの周りのものにも関心が出てきます。


最初はヤカン。

探すと、結構面白い形のものが。

今でも、アラジンの上に載せたら絵になりそうなヤカンには

ついつい目が行きます。



次が、今日、ご紹介するストーブガード。

こちらもいろんなタイプがあります。


使わない時には折り畳んでおけるもの、

デンと構えて存在感のあるもの、などなど。



このストーブガード。

何度か骨董市に持って行ったことはあるのですが、

ディスプレイすると、それはそれは場所を取ってしまい、

限られた区画内で店を出さないといけない骨董市には

ちょっと不向きなアイテムなんです。



売りに出せないのに、気になる度に仕入れていたので、

溜まってきてしまいました!



今日は、写真でご紹介しますので、

ピン!ときた方、どうぞご連絡を。





ストーブガード#001 ¥6000

今日ご紹介する中で一番大きくて、アラジンはもちろん、パーフェクションも大丈夫。

天井部分無しなので、ヤカンも置けます。





ストーブガード#002 ¥5000

#001よりスリムなタイプ。 底板の無いアラジンとの相性はバッチリ。

天井部分にも網がありますからヤカンはゴメンナサイ。

天井部分の網はそれなりに熱くなりますから、海苔を炙るには向いているかも。





ストーブガード#003 ¥8000

4つのパーツに簡単に分解できるタイプ。

シーズンオフでの保管には便利。

上部外側の取っ手のような部分には、タオルなどが干せる便利品。

あっという間に乾きます!





ストーブガード#004 ¥4000

四角くて大きなひと品。未使用なので綺麗ですが、

恐らく30~40年前のものではないでしょうか?


箱はこんな感じ。




組み立て方説明書は、




裏座金という部品が、残念ながら一つだけ無いんです。



こんなことはちっとも気にならない方が居てくれると嬉しいなぁ。





ストーブガード#005 ¥4000

立方体タイプで、6面が網。

サイズを書いた紙がありませんが、60cm四方ぐらいで、高さ40cmほど。

上面の網は、写真では奥に倒してあります。





ストーブガード#006 ¥4000

なぜか五角形。

こちらも高さは40cmほど。

結構場所を取りますが、形の面白さに免じてお許しくださいませ。





ストーブガード#007 ¥3500

果たして、これをガードと呼んでいいものか?

But、こりゃ何だ? という視覚的な効果はバツグン。

このガードは子供達には何の効果も無さそうなので、

大人の空間向きですね。





さて、いかがでしたか?

気になるひと品はありましたか?



ご連絡いただく場合は、ストーブガード番号をお忘れなく。







最後に今日のオマケ。

先日、名古屋に行った時、どうにも気になって仕方がなかったポスター。




としまえんの 「 プール冷えてます!」 を思い出しました。





コメントいただいた石川さん、

次号をお楽しみに。





#0103 シリーズ15の芯はどうして上下するの?の巻

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シリーズ15はそれはそれは、古いストーブ。


ご存知の方も多いと思いますが、

このタイプは、芯を上げ下げするために、

タンクから垂直に生えたツマミを時計回り、反時計回りに回します。



なんで、時計回りの動きが上下の動きになるのか?

ずっと不思議でした。

見えないんですよ、タンクの中がどうなっているか。



だから、分解しました!



壊れて使えない15のタンクを金切りバサミでバッサリと。





百聞は一見に・・・・なるほど、そういうことか!






簡単に言うと、シーソーです。


写真はちょうどバランスの取れた状態。

芯を装着させていないので、ちょっと分かりにくいですか?



芯は、シーソーでいうと右側に付けます。


ツマミと繋がっている左側が下がれば、芯のある右側は上がります。





そして、左側が上がれば右側は下がります。





仕組みはいたって簡単です。



でも、このシーソー。

こうやってタンクを切断しなければ、見えない、触れない、直せない。



芯上下機構が壊れたら、ほとんど諦めです。



壊れる原因はいろいろあるのでしようが、

真ん中の支点を支える留め具、ツマミと直結している部分の留め具、

この留め具が何らかの原因で外れてしまった為の故障であれば、

見えないながらも、手探りで留め具の外れを元通りにできそうな気が。





お医者さんの使う鉗子のような道具で、腹腔鏡手術のように、

カチャカチャやる感じ。


現実的じゃないなぁ と苦笑いする方の顔が浮かびます。


でもねぇ、このカットモデル(タンク)を使って練習すれば、

なんかできそうな気がするんですよ。

作業用のファイバースコープを使いながら。



いかがでしたか、石川さん。

何か参考になることはありましたか?


お持ちのストーブの症状には、空回りするともありましたので、

もしかしたら、ツマミの下の方にあるネジ状になっている部品のどこかに

原因があるのかもしれません。


直ればラッキー、ぐらいにお考えいただけるようであれば、

ご連絡ください。


#0104 VALORのストーブを試してみましたの巻

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箱型ストーブとしてはPODと双璧をなす(と勝手に思い込んでいる)、

VALOR L20に火を着けてみました。





POD(VIKING)は昔々、使っていた時期があり、

その使い勝手は経験済みなのですが、VALORは初体験。

芯は新品を装着したばかりなので、正常燃焼するかどうかの確認も兼ねてます。



アラジンに比べて芯が細いせいか、

芯の生地が少し厚いせいか、

勢いよくツマミを回して芯を上下させると

歯車の反対側がより高く上がり、歯車側が少し下がった状態になるので、

数回細かく上げ下げして、芯のてっぺんが水平になるよう微調整します。



そして着火。

いやいや綺麗な青い炎です。






さて、このVALOR。

確認したいことが2つありました。



ひとつ、どれだけ暖かい?

ふたつ、どこがどれだけ熱くなる?




先ずひとつめ。

ツインバーナーの威力は凄いもんです。

よく、畳何畳の部屋まで暖かいですか? と聞かれますが、

気密性の高い部屋ならば、8~10畳間までは大丈夫じゃないかと。

ただこう感じたのは、前面のスリットから熱気が噴き出してくるので、

直接、暖かさを受け止めるからかもしれません。




そして、ふたつめ。

てっぺんが熱くなるのは想像できますが、

前面、側面、そして裏面もかなり熱くなるのには驚きました。

ちょっと触って火傷するほどではないものの、

ずっと手を付けてはいられないぐらい。


裏面もそこそこ熱くなりますから、

壁にピッタリくっつけての使用は、止めておいたほうがいいでしょう。





このVALOR、前面のカバーをすると、炎が見えにくくなり、

家具のような佇まいに。


ストーブストーブした暖房器具はちょっと、という方には

いい選択肢かもしれません。







さて、#15の油量計についてお問い合わせいただいたHさん、

お待たせしました。


これが在庫の油量計です。






お手持ちのものより状態が良いといいのですが、いかがでしょうか?




#0105 シリーズ15に関わる2つのお話の巻

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最近立て続けに、シリーズ15に関するお問い合わせがあり、

ちょっと驚いてます。



お一人は、油量計を交換したい川崎市のHさん。


パーツをお探しとのことで、

#0103でご紹介したタンクのカットモデルから取り外した

油量計をお譲りすることになりました。



綺麗に仕上がるよう、祈ってますよ!




もうひとかたは、芯を上げ下げする機構のどこかがおかしくなってしまった

#15をお持ちの横浜市のIさん。



専門の方に診てもらったところ修理不可能と診断されたそうで、

私に声をかけてくださいました。



こちらの修理は、正直言って私も自信がなく、ちょっとビビリ気味。


少し時間がかかるかと思いますが、

せっかくの機会なので、挑戦してみようとお引き受けしました。



タンクも早速送っていただき、今は私の手元に。

さてさて、どう攻めてみましょうか?










一週間ほど前の1月21日、

京都-東寺の弘法さんの市に行ってきました。







骨董屋さんあり、食べ物屋さんあり、はたまたマッサージ屋さんありの

盛りだくさんの市。


三重の伊勢から来ているという漬物屋さんで、

漬物盛り合わせを土産に買いました!


ズシリと重くて、後が大変でしたけど。




その東寺に京都駅から歩いていく途中、

銭湯の看板が目についてパチリ。




'' 電気温泉 '' という言葉がなんとも気に入りました。






今回は、もう一つ。




先日、作業場に小さな男の子を連れたお客様がいらっしゃいました。



ご両親が、どのストーブにしようかあれこれと品定めをしている間、

その男の子は持って来たスケッチブックに、サラサラと何か描き始めました。


描き終わってから、

「はい、これあげる」と差し出してくれたのが、この絵。





うれしかったなぁ。男前に描けてるじゃない!

額に入れて飾っておくことを約束しました。




ほら、ちゃんと飾ったよ。 えいた君!













#0106 #15のタンクの中を見てみましたの巻

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前回#0105で少し触れた、

シリーズ#15の芯上下機構の不具合修理を依頼された件、

早速、挑戦してみました。



今回の修理、タンクの中が全く見えないので、

このままでは原因の特定ができず、打つ手も決まりません。



そこで思い切って新兵器を入手!

以前から、欲しいなぁと思っていながら、踏ん切りがつかなかったコレ。





商品名はスネークカメラですが、いわゆるファイバースコープ。

画面のハッキリ感は思っていた以上に鮮明で、

これなら役に立ってくれそうです。



ドキドキしながら、レンズ先端をタンク内部に挿入。

シーソー構造になっている芯上下機構を見ていきます。



不具合の症状として伺っていた、

ツマミを回して芯を上げていくと、あるタイミングでストンと

芯が下がってしまう原因、分かりました。

中はこんな状態になってました。





ネジ山が磨り減って、かなり使い込まれた様子が伺えます。



これだけでは分かりにくいので、ネジ山がしっかりしている状態と

比較してみてみましょう。



あのカットタンクの登場です!



これだけ磨耗してしまうと、修理の域は超えて、部品交換しかありませんが、

今の私ではお手上げです。



なんとかなるかも、と意気込んで中を覗いてみましたが、

残念ながら、なんともできませんでした。



それにしても、ここまで使い込まれたこのアラジン。

大往生と言ってもいいのではないかなと。

幸せなストーブ人生だったことでしょう。

お疲れ様でした。


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